べいすたーず。

横浜DeNAベイスターズの2019年のお話をつらつらと書こうと思います。あくまで個人の見方であると理解して頂けると幸いかと。

☆采配 投手編
鍵はリリーフの明確な使い分けにあると感じる。昨年は三嶋の能力を信じるまでに時間がかかったか少し起用がごちゃついた。今年は勝ち試合に使う投手をしっかり決めたいところ。仮に7回三嶋、8回パットン、9回山﨑康のような継投をイメージするのならば三上やエスコバーをオープナー起用することも十分ありえるだろう。特に右の軟投派京山の前にエスコバー、左でいまひとつ能力を伸ばしきれない石田の前に右の三上などは試す価値もあるのでは。

キーマンにはあえて石田健大を挙げたい。今永の復活が絶対条件なのだが、彼の使い方は非常に重要である。横浜の中で数少ない先発・中継ぎをこなせる投手であると私は見ていて、能力的にはややリリーフ向きではあるが4人目の外国人枠(エスコバーバリオス)の使い分けと共に上手く動かしたい選手である。強いチームは先発・中継ぎを行ったり来たりできるユーティリティー・ピッチャーがいる。彼にはそのあたりも期待したい。

☆采配 野手編
大体は「コア4人を3-6番に並べ、9番投手」「コア4人を2-5番に並べ、8番投手」のどちらかになると思う。
特に2番ソトの場合は2番にしては本塁打が多すぎて9番が投手だとそのお掃除能力を生かせないので、9番に野手を入れる戦いもあっていい。
また早打ち傾向、落ちる系への対応の微妙さなどが似るソトとロペスはあまり並べない方が良いと感じる。
盗塁成功率を上げるという点では真っ直ぐに強いソトを2番に、またエンドランなどで崩していきたい時は2番に宮﨑。相手投手や捕手、その日の展開を読んで使い分けていくのが良いだろう。

キーマンには中井大介を挙げたい。横浜は中軸のソト、ロペス、筒香が左の軟投派投手に対してあまりよくない。石川雅規に好投されたり、内海には完封まで許した。右の代打として獲った中川大志も左投手をあまり得意としていないので、中井がスタメンや代打でそういう左投手を打ってくれると非常に大きい。

ペナントレース戦術
80〜90勝てば、残りは負けていいのがペナントレース。元々リリーフのレベルの高さや打線は(怪我なく人がいれば)それなりに偏らず点が取れるので短期決戦には弱いタイプのチームではないのだが、長期戦がどうも弱い。どう90勝つかより、質よく50負ける方法を考えるのが良いだろう。例えば昨年阪神に20-4で負けた試合があったが、あんな試合はもう誰が投げても同じである。野手でもいい。捨てゲームはしっかり捨てるという割り切りも必要だろう。
また、守備シフトも積極的に今季は採用しているが単に打球方向のチャート通りに守っているようにしか見えない。ツイートもしたが、同じくシフトを積極採用する日本ハムは選手の能力、状況に応じた使い分けはしっかりしている。結果はイマイチのようだが、感覚の中にデータを落とし込もうという姿勢は見える。
「9番野手」の使い方も最初は2番が誰か、どういう選手が9番向きなのかなどを大して考えてなかったようだった。数字を生かそうという姿勢は良いが、もう少し感覚との融合は求められていくと思う。


私の横浜DeNAベイスターズの順位予想は今年も1位である。今年こそ、年末には「俺クラスになると、優勝するとわかっていたからな。」と言わせてもらいたい。